ブライアン・リトル「あなたは本当は誰なのか?性格の謎」TED 2016(Brian Little, Who are you, really? The puzzle of personality, TED2016)

 
リトルさんの報告に触れて、自分自身の性格に対する理解が深まった。
私はあまり外に出るのを好まないが、一旦外に出るとその環境(人や社会)を楽しむタイプだ。
そのためほとんどの友人は私を愉快な人間、外向的な人間として認識している。
私が自分の内向性を告白しようものなら、彼らはそれを冗談のように受け止める。
私は自分には何らかの二面性があるのだと思っていた。
しかしこの二面性のメカニズムは不明であった。
 
そこに今日、一縷の光が差した。
リトルさんによれば、人間は大別すると外向的な人と内向的な人とに分かれるが、
そのような区分を超えたところに、その人の個性(ideosycracy)が表れる。
人は、外向性や内向性ゆえに相手を愛でるのではなく、その人の個性ゆえに、その人を愛でる。
外向性や内向性は、当人の活動、パーソナル・プロジェクトに従属する。
パーソナル・プロジェクトが当人に外向性を要求するなら、当人は外向的に振る舞う。
一方でパーソナル・プロジェクトが当人に内向性を要求するなら、当人は内向的に振る舞う。
重要なのは、人間の活動なんだ!
 
ここまで理解した後で、改めて自分自身の性格を振り返ると、やはり私のベースは内向的な性格であり、だからリトルさんのように外向的に振る舞った後は、クールダウンするための、あるいは自分自身に戻るための時間が必要だったんだと、悟った。本当に外向的な人は、そんな時間は不要だからね。
私は、私が内向的な性格なのが嬉しい。
最近、私の中で、内向的な人に対する評価が上がっているからだ。
私もそういう人たちの輪に入れるよう、これからも自分の内向性を磨いていきたい。
もちろん、より重要なのはパーソナル・プロジェクトだ。
パーソナル・プロジェクトと自分の性格とをうまく、無理なく、均衡させていきたい。
 
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